宇宙の彼方へ

ジン・デポ 渋谷の小出です。
今日はジン伝説のスペース・クロノグラフ、モデル142.BSをご紹介します。

宇宙飛行の面からは小さい一歩ですが、ジンの時計にとっては重大な一歩でした。1985年にジンのモデル142.BSが過酷なテストを受けたのです。それは世界で最初に宇宙空間に行った自動巻きのクロノグラフで、ドイツ初のスペースラボ・ミッションD1で宇宙に行っていた科学研究宇宙飛行士のラインハルト・フラー教授の腕につけられていたのです。

1985年まで宇宙空間では手巻き時計しか使えないと思われてきました。しかし、ラインハルト・フラー教授はミッションD1がスタートする数カ月前から個人でブラックマット仕上げのジンのモデル142.BSを購入して使っていました。

単発の飛行機で困難な航路を長時間飛行した経験があり、特にドイツからエクアドルまでの飛行経験まである教授は、ジンの信頼性をよく知っていたからです。

教授がつけていたモデル142,BSはスペースシャトルの離陸から着地にいたる苛酷な条件に耐えただけでなく、飛行中の100を超える実験に際しても作動を続け、宇宙空間における有用性を発揮したのでした。

ミッション終了後、ラインハルト・フラー氏から報告を受けるまで、ジンはこの快挙のことを知らなかったといいます。世界で初めて宇宙に持ち込まれたオートマチック・クロノグラフ。その快挙をたたえ、裏蓋には宇宙での信頼性を保証する「MISSION  D1」のロゴと「1ST. AUTOMATIC  CHRONOGRAPH  IN SPACE」の文字が刻まれています。

 


model 142.BS
参考商品
1985年10月30日、スペースラボ・ミッションD1に参加したドイツ人宇宙飛行士ラインハルト・フラー教授が、スペースシャトル内で個人装備したモデル。宇宙開発史上初めて大気圏外に出た記念すべき自動巻きクロノグラフでもある。直径44.0㎜、厚さ15.0㎜のマットブラックのSSケースにレマニア製自動巻きクロノグラフのCal.5100(17石、毎時2万8800振動、パワーリザーブ約48時間)を搭載。10気圧防水。
※時計の写真はクリックすると拡大してご覧いただけます。

 

 


model 142.M
参考商品
ブラックマット仕上げのモデル142.BSに対して、こちらはケース、ブレスレットともにマット仕上げのスタンダードなステンレスモデルだ。60分積算計、12時間積算計、24時間表示、回転インナーベゼル。直径44.0㎜、厚さ15.0㎜のケースにレマニア製のCal. 5100を搭載する。ねじ込み式リュウズと裏蓋により10気圧防水を保証。
※時計の写真はクリックすると拡大してご覧いただけます。

 

 

2005年にスペースラボ・ミッションD1の成功から20周年を記念して発売された限定500個のモデル。


model 142.TI.D1
参考商品
9時位置に20周年を表す1985-2005の数字とスペースラボ・ミッションD1のロゴが入る。小冊子、専用工具、限定ピンバッチが付属した。ステンレス・ケースはマット仕上げで、ケースと一体型になるよう改良されたブレスレットがついている。裏蓋には限定500個のシリアルNoのほかに、20周年記念の特別な刻印が施されている。直径44.0㎜、厚さ15.0㎜のチタンケースにレマニア製の自動巻きクロノグラフのCal.5100(17石、毎時2万8800振動、パワーリザーブ約48時間)を搭載。10気圧防水。
※時計の写真はクリックすると拡大してご覧いただけます。

 

 


LEMANIA レマニア Cal.5100
※写真はクリックすると拡大してご覧いただけます。

 

 

2006年に142.BSのその後継モデルとしてデュボア・デプラ製のクロノグラフ・モジュールをETA Cal.2892に搭載した142.ST.Ⅱ。


model 142.ST.II
参考商品
レジェンドとなった142.BSをベースに当時の技術の粋を集めて開発。生産終了していたレマニアのCal.5100に変わって、ETAのCal.2892をベースに、デュボア・デプラのクロノグラフ・モジュールを搭載。ケース一体型ブレスレットなどデザイン的にも美しさを増した。回転インナーベゼル。直径44.0㎜、厚さ14.8㎜のSSケースに自動巻きクロノグラフ(21石、毎時2万8800振動、パワーリザーブ約48時間)を搭載。10気圧防水。
※時計の写真はクリックすると拡大してご覧いただけます。

 

 

無重力空間でも作動することを証明した伝説のスペース・クロノグラフ142.BS。新たにCal.SZ01を搭載し、ハイスペックに再設計した新作モデル140にはサンドマットとブラックハードコートのモデルが存在します。

ジンの伝説的スペース・クロノグラフ142.BSを再設計したものが新たなモデル140です。ムーブメントのレマニア5100はすでに入手不可能なため、ジンでは新しい技術開発をおこない、独自のムーブメントである「SZ01」を開発しました。もちろんレマニア5100と同様にセンター4針式のクロノグラフです。さらに耐傷性の高いテギメント加工を施し、Arドライテクノロジーも搭載しています。


SINN Cal.SZ01
※写真はクリックすると拡大してご覧いただけます。

 

 


model 140.A
参考商品
2012年発売。モデル142.BSを再設計して限定500個で製造された。ケースをサテンとポリッシュのコンビネーション仕上げを施すことで、角度によって表情が変わるのが魅力。日付窓横に搭載キャリバーの「SZ01」のロゴが入る。直径44.0㎜、厚さ15.0㎜。テギメント加工により硬度1200ビッカースを実現したSSケース(904L)に、ジンの自動巻きクロノグラフのCal.SZ01(33石、毎時2万8800振動、パワーリザーブ約46時間)を搭載する。10気圧防水。
※時計の写真はクリックすると拡大してご覧いただけます。

 

 

いまご購入できるモデルはコチラ!


model 140.ST.S
¥696,000(税別)
※ブレスレット仕様は¥750,000(税別)
2012年発売。ジンの伝説のクロノグラフ、モデル142.BSを再設計した新シリーズのレギュラーモデル。ブラックハードコーティング(テギメント加工+PVD加工により硬度1200ビッカース)を施したSSケース(904L)にブラックの文字盤を組み合せる。10時位置のリュウズは回転インナーベゼルの操作用。ケースは、直径44.0㎜、厚さ15.0㎜で、ジンの自動巻きクロノグラフのCal.SZ01(33石、毎時2万8800振動、パワーリザーブ約46時間)を搭載する。10気圧防水。
※時計の写真はクリックすると拡大してご覧いただけます。

 

 

いまご購入できるモデルはコチラ!


model 140.ST
¥665,000(税別)
※ブレスレット仕様は¥710,000(税別)
2012年発売。1985年、ドイツの物理学者であり宇宙飛行士のラインハルト・フラーが、スペースラブD1ミッションの際に装着。自動巻き時計が無重力空間でも作動することを立証した伝説のクロノグラフを起源とする。サンドマット仕上げのSSケース(904L)は耐傷性の高いテギメント加工を施している。センター配置の60分積算計と12時間計を備える自動巻きクロノグラフのCal.SZ01(33石、毎時2万8800振動、パワーリザーブ約46時間)を搭載する。10気圧防水。
※時計の写真はクリックすると拡大してご覧いただけます。

 

 

モデル140は時計に最高の機能性と耐久性、そしてプロユーザー向けのクロノグラフで、ジンが長年にわたって紹介してきた本格腕時計の新世代の傑作品といえるのです。

まもなく個人でも宇宙に行ける時代が到来するでしょう。あなたもジンのこのモデルを手に取り、宇宙に夢を馳せてみてはいかがでしょうか。

写真/WPPアーカイブス、Sinn 世界計測機器(ワールド・ムック1174)より。

2020年2月11日/小出

シェアする