206.ARKTIS.IIの前身でありオリジナルは、1999年に発表された203.ARKTISです。ジン社独自の技術であるArドライテクノロジーや特殊オイル66-228を搭載した本格的なダイバーズウォッチとして人気を博したモデルでした。2019年、このファーストモデルから20周年を迎え、次世代に向けて開発したのが、206.ARKTIS.IIです。203.ARKTISと同様のサンレイ仕上げを施したブルーの文字盤を備えています。またオリジナルに忠実であるために、クロノグラフのプッシュボタンはネジ込み式のロックが付いているように見えますが、実はその構造はネジ込み式ではなくデザインの踏襲であり、プッシュボタンはダイレクトに押すことができます。ジン社独自のD3システムによりプッシュボタンを二重のパッキンで時計ケースに隙間なく取り付けているため、非常に高い気密性が得られ、何と水中でのクロノグラフ操作が可能です。ケースの直径は203.ARKTISの41mmに対して、206.ARKTIS.IIは43mmと一回り大きくなっています。ジン社独自の特殊結合方法により取り付けられた逆回転防止ベゼルは衝撃でも決して外れることはなく、300mの防水性能はジンの他のダイバーズウォッチと同様に世界最大級の船級協会の認証機関DNV GLにおいてテスト・認定を受けています。特殊オイル66-228が採用されたこのモデルのローターには、−45℃の気温での作動が可能な証として、雪のマークと−45℃という文字が刻まれています。
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