【No.044】今ふたたび 伝説のクロノグラフ

皆さん、こんにちは。ジン・デポ 渋谷の小出です。写真右です。
左はスタッフの伊藤、真ん中は研修中の奥山です。どうぞ宜しくお願い致します。

 

以前にもご紹介しましたが、ジンの伝説的クロノグラフ155や156.Bの流れを汲む後継機モデル158の続きのお話の続きです。

中央にクロノグラフの赤色の秒針、水平にバイコンパックス(3時位置に赤色の30分積算計、9時位置に時計自身の秒針)を配置して、赤の差し色が鮮やかなV-カウレザーストラップを装備しています。クラシックなデザインのモデル158は世界限定500本で、ケース裏蓋には限定モデルのシリアルナンバーが刻まれています。

 

 

さて、昨年ドイツにて腕時計専門誌『レボリューション』とのコラボレーションで限定150本発売され、すぐに完売してしまったモデル155 Revolution(日本未発売)と、今年の新作モデル158をちょっと比較してみました。

 

モデル158には、ジンデポ渋谷の特典であるSinnオリジナルのNATOタイプのレザーストラップを取り付けました。モデル155 Revolutionとまったく同一のストラップです。

回転ベゼルはモデル158はブラック、モデル155 Revolutionはダークグレーです。モデル158には6時位置にデイト表示があります。モデル155 Revolutionにはデイトはなく、6時位置上にブラックの★マークが入っています。

 

どちらのモデルも、ムーブメントはSW510(自動巻/27石/28,800振動/パワーリザーブ48時間)、直径43mm×厚さ15.15mmのサンドマット仕上げのステンレススチール製ケース、ドーム型の強化アクリルガラス製風防、アルミニウム製の両方回転パイロットベゼル、初期モデルの155と同様に4本のビスで留められた裏蓋の構造です。

 

またドイツ工業規格DIN (Deutsches Institut für Normoug) においては、耐衝撃性はDIN8308、耐磁性はDIN8309、耐水性はDIN8310をそれぞれクリアーし、防水性能は10Bar (100m) で、負圧耐性も備えています。

 

夜光(スーパールミノバ)の違いは見ての通りです。モデル158には6時位置の夜光なく、モデル155 Revolutionにはクロノグラフの秒針の先端に夜光があります。

さらに両モデルのスペックの違いは、重量 (ベルトを除く) にあります。モデル158は80gです。一方のモデル155 Revolutionは74g。6gの差はデイト表示(日車)の有る無しの違いかと思われます。

 

 

モデル158をご購入頂いたお客様先着5名様に、Sinnオリジナルの NATOタイプのレザーストラップをプレゼント致します。

これはNATO軍制式採用品ではなく、ジン社のオリジナル製品でNATO管理コードの「6645-12-145-6415」と「Bund」が忠実に刻印され復刻されています。
NATO軍制式採用品はバネ棒を通す筒状の穴ではなく、バネ棒を巻き込むようにレザーを折り込み、2本の爪で固定します。

ちなみにNATO管理コードの「6645」は66=計測機器、45=腕時計です。「12」は国別コードでドイツを表します。そして調達・供給管理番号等が続きます。「Bund」はドイツ連邦軍( Bundeswehr )の略です。

 

 

「モデル158」はジン・デポ 渋谷でお勧めの一品です。1960年代の伝説のクロノグラフ「モデル155」を彷彿させるクラシックなデザインが最大の魅力です。ベルトを付け替えて楽しんでみてはいかがでしょうか。

 

写真/WPPアーカイブス、Sinn Spezialuhren GmbH

 

2020年6月13日/小出

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