1月158

158

1960年代にプロのパイロットたちから絶賛されていたクロノグラフがありました。当時の西ドイツ空軍制式採用モデルでTYPE 1550 SGと呼ばれていました。ジン社のモデル名では155です。今回ご紹介する158は、155のデザインを踏襲し、忠実な外観となっています。長い年月を経て伝説のパイロット・クロノグラフが現代に復活したのです。

ここが凄い!その1

当時のモデル155の直径43mmのステンレススチール製ケース、ドーム型のアクリルガラス製風防、アルミニウム製のパイロット・ベゼル、そしてなんと言っても155と同様に4本のビスで留められた裏蓋の構造に感動します。

ここが凄い!その2

センターにクロノグラフの秒針、3時位置に30分積算計、9時位置に時計の秒針を装備したスタイルで、当時はなかった日付表示は6時位置にあるものの、155に忠実な水平のバイコンパックスの文字盤構成となっていす。

ここが凄い!その3

モデル158をお買い上げのお客様へ、ジン・デポonlineの特典として、ジン社製のNATOタイプのレザーストラップをプレゼントします。裏側にはNATO管理コードの「6645-12-145-6415」と、ドイツ連邦軍(Bundeswehr)の「Bund」が忠実に刻印され復刻されています。

ジンの名を広く世に知らしめた「155」

155

1967年は、西ドイツ空軍が新たに制式クロノグラフの調達を実施した年です。この時、調達先に選ばれた時計メーカーが2社。ひとつがホイヤー・レオダニス社(現タグ・ホイヤー)、もうひとつがジンだったのです。

軍は両者から調達した制式クロノグラフを共通してタイプ1550と呼んでいました。故障した際は、どちらのモデルもジンが修理を担当しました。時にはダイアルが入れ替わってしまうこともありましたが、使用するにあたって不都合なことはなかったといいます。

タイプ1550には「6645-12-146-3774」、「6645-12-146-5081」、「6645-12-148-2298」と3種類のNATO軍の時計管理ナンバーが割り当てられていました。ジンの「155」には「6645-12-146-3774」のナンバーが与えられたのです。

当時より名機との呼び声も高く、ジンの名を広く世に知らしめた「155」は、当時としては大型の直径43mmのケースに手巻きのバルジュー Cal.230を搭載。スモールセコンドと30分積算計を装備、フライバック機能を備えていました。また、操作性と視認性を向上させるべく、黒くて大きな回転ベゼルが搭載されていたのです。

ある時、そんな「155」を目にした記者から、なぜこんなにも大きな時計を作っているのかと問われ、ヘルムート・ジン氏は次のように答えています。
「私は時計を作っているのではない。計測機器を作っているのだ」と。

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左はモデル158。右は1967年製のモデル155/Type 1550 (参考品)。

モデル158をお買い上げのお客様1名様に、Sinn NATOタイプのレザーストラップと工具をプレゼント致します。

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