【No.160】人気モデル556.Aの起源は?

皆さん、こんにちは。ジン・デポ 渋谷の小出です。
いつもブログをお読み頂き誠にありがとうございます。

今日は、ジン・デポ渋谷で人気高い556.Aの起源に関してご紹介します。

 

 

NaBo 25/8

1995年製のナビゲーションボード・クロノグラフです。3・6・9・12のインデックスが印象的です。センターにクロノグラフの秒針と60分積算計があリます。レマニアの手巻きCal.7566を採用しパワーリザーブは、いわゆる8日巻きです。コックピットの紫外線ライトで白い針とインデックスが発光します。

 

 

上からモデル656(2001年発売〜2011年生産終了)、モデル756(2003年発売〜2019年生産終了)、NaBo 56/8(2004年発売〜)、コックピットクロックの3・6・9・12のインデックスを踏襲しています。

 

 

モデル656(2001年発売〜2011年生産終了)

 

 

2001年に開発・発売されたモデル656は、シンプルな3針ウオッチです。ナビゲーションボード・クロックの視認性を手本に、3・6・9・12のインデックスを強調した文字盤のデザインが目を惹きます。6時位置に80,000A/mの耐磁時計の証として、Φのロゴマークが入っています。

 

 

時計の磁気対策といえば、軟鉄製のインナーケースを用いるのがそれまで常識でしたが、この方法の難点であるケースが分厚くなることを嫌い、ジンは軟鉄製のリングでムーブメントを囲み、軟鉄製のダイアルと裏蓋を用いることでインナーケースを不要にしました。

時計ケースの直径は38.5mm、厚さは10mmです。

モデル656の耐磁性能は80,000A/mを保証します。これはドイツ工業規格DINが求める4,800A/mを遙かに超え、日本のJIS規格が規定する最上位グレード16,000A/mをも遙かに超える水準です。

 

 

 

裏蓋はニッケルフリーの軟鉄です。ムーブメントはETA社のCal.2824-2(自動巻/25石/28,800振動/パワーリザーブ38時間)を搭載。防水性能は発売時の2001年は10気圧(100m)防水でしたが、数年後に20気圧(200m)防水へとスペックアップしています。

 

656の裏蓋の刻印

・EDELSTAHL = STAINLESS STEEL = ステンレススチール
・STOSS-SICHER = SHOCKPROOF = 耐衝撃性能
・MAGNETFELDDESCHÜTZT = 耐磁性能
・WASSERDICHT = WATERPROOF = ウォータープルーフ
・20BAR = 20気圧

 

そして10年後の2011年にモデル656は生産終了となり、モデル556.Aが発売されました。

 

モデル556.A(2011年発売〜)

 

よりスタイリッシュに!

 

 

サテン仕上げの316Lステンレススチールケース

しっとりとした装着感とソリッド感の高いサテン仕上げ(筋目仕上げ)の316Lのステンレススチールケースとブレスレットは、マット仕上げ(艶消し仕上げ)やポリッシュ仕上げ(鏡面仕上げ)にはない艶っぽい輝きがあり、より高級感が増します。

 

最高のコストパフォーマンス

時計の必要最小限の機能である時・分・秒と日付表示のみに特化したシンプルなデザインです。また厳格なドイツ工業規格に準拠しており、耐磁性能はのDIN 8309(4,800A/m)、耐圧防水性能は DIN 8310に準拠し20気圧(200m)防水です。時計ケースの耐圧試験および防水試験の項目は多岐にわたり、現行のジンの時計に3気圧(30m)防水いわゆる生活防水はなく、最低10気圧(100m)防水を保証しています。それでありながら、コストパフォーマンスに優れたフレンドリープライスが魅力です。

 

 

ハイグレードムーブメント!

 

2011年〜2019年2月/ETA(エタ)社

2011年〜2019年2月までは、ETA社のCal.2824-2(自動巻/25石/28,800振動/パワーリザーブ38時間)を搭載していました。

テンプの横にロゴマークとキャリバー2824-2
が刻印されており、ローターは中心の両サイドに丸い窪みがあります。

 

2019年3月〜/SELLITA(セリタ)社

2019年3月からはセリタ社のCal.SW200-1(自動巻/26石/28,800/振動パワーリザーブ38時間)へ変更となっています。

テンプの横にロゴマークとキャリバーSW200-1が刻印されています。ロゴマークはテンプで隠れてしまっていますが、SW200-1の刻印は確認できます。ローターは中心からほぽ水平になっています。

ムーブメントメーカーに違いはありますが、どちらもハイグレードです。当然ジン社にてリファイン、チューンナップされており、正確に時を刻みます。ムーブメントメーカーに依存はしていません。ドイツ・SINNの腕時計は計測するという行為に自我を生み出す、使う目的をもった精密な計測機器なのです。

 

シースルーバックでありながら200m防水!

裏蓋はサファイアクリスタルのシースルーバックでありながら、20気圧(200m)の防水です。プールや海で泳いでもへっちゃらです。ただし、リュウズはしっかりとねじ込んでおいてください。また、夏場に時計を外した後は、水道水の水圧に気をつけながら、洗っても大丈夫です。

 

 

夜光はこんな感じに発光します!

モデル656もモデル556.Aも発光は同じです。
スーパールミノーバは、屋外では太陽光のもとで瞬時にフルチャージされます。曇りや雨の日は30秒ほどかかります。屋内では蛍光灯(昼白色や昼光色)のもとで、30分ほどでフルチャージされます。ただしオレンジっぽく温かみのある光の色(電球色)では、なかなかチャージされません。暗所での発光時間はおよそ2〜3時間です。映画を1本見終わったら発光していない、文字盤は真っ暗ですね。

 

 

556.Aの裏蓋の刻印

・EDELSTAHL = STAINLESS STEEL = ステンレススチール
・WASSERDICHT = WATERPROOF = ウォータープルーフ
・20 BAR = 20気圧
・AUTOMATIK = 自動巻き

 

 

 

モデル656とモデル556.Aを比較してみました。

 

 

 

 

 

 

 

耐磁性能に関して

・ドイツ工業規格 DIN 8309 = 4,800A/m
・SINN マグネチック・フィールド・プロテクション = 80,000A/m

・日本工業規格 JIS第1種耐磁時計 =   4,800A/m(磁気に5cmまで)
・日本工業規格 JIS第2種耐磁時計 = 16,000A/m(磁気に1cmまで)

80,000A/m(アンペアー パー メーター)=100mT(100ミリテスラ)=1,000ガウス

 

 

モデル656は、SINNテクノロジーのマグネチック・フィールド・プロテクションで80,000A/mですが、モデル556はドイツ工業規格 DIN 8309に準拠して4,800A/mです。日本工業規格のJIS第1種耐磁時計も4,800A/mですので、耐磁はバッチリです。

価格も20万円台とフレンドリープライス、しかもバリエーションが豊富です。あなたもモデル556シリーズを使ってみませんか?

 

 

 

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写真/Sinn Spezialuhren GmbH、Sinn DEPOT Shibuya

 

2021年9月3日/小出

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