【No.098】ダイバーズウォッチ　T1とU1

皆さん、こんにちは。ジン･デポ渋谷の小出です。
いつもブログをお読み頂き、ありがとうございます。

今日は、ジンはのダイバーズウォッチの中から1000m防水のモデルT1とモデルU1をご紹介します。

ジン社は、ダイバー器具規格に準拠した時計を製造しています。これは世界で初めてのことです。ヨーロッパで150年以上の歴史を持つ船級・認証機関のDNV GL（旧ゲルマニア・ロイド船級協会）により耐圧性、防水性、機能性、温度による時計の曇りに対する耐性をテスト・認証されています。

DNV GLとは、1864年にノルウェー・オスロに設立されたデット・ノルスケ・ヴェリタス（DNV）と1867年にドイツ・ハンブルクで設立されたゲルマニアロイド（GL）が2013年9月に合併し、DNV GLが創設されました。両社は共に船級協会ですが、今日ではオイル・ガス分野のリスク・マネージメントや再生可能エネルギー分野のスペシャリストであり、世界的な第三者認証機関としても知られています。

T1
シリコンストラップ仕様　¥550,000(税抜)
チタンブレスレット仕様　¥555,000(税抜)

T1は、EZM14というミッションタイマーです。逆回転防止ベゼルの構造に特徴があり、ケースにネジ留めする特殊結合方式に加え、誤回転を防ぐための回転防止ロック機構を採用しています。ケースは直径45.0mm、厚さ12.5mmのグレード５の高強度チタン合金製で、ステンレススチールやUボート・スチールと比較すると約1.5倍の強度があり、海水耐性にも優れています。回転ベゼルにはテギメント加工が施され、1200ビッカースの硬度をがあります。さらに特殊オイル66-228の使用により、－45℃から＋80℃までの気温での精度保証がされています。また、Arドライテクノロジーなどのジン・テクノロジーを満載し、1,000mの耐圧・防水テストをクリアしているダイバーズウォッチです。ETA製自動巻きのCal.2892-A2（25石、毎時2万8800振動、パワーリザーブ約42時間）を搭載しています。

U1
シリコンストラップ仕様　¥330,000(税抜)
ステンブレスレット仕様　¥330,000(税抜)

ジン社独自の時計素材であるドイツ最新鋭潜水艦の鋼鉄Uボート・スチールを時計ケースに使用しています。通常、時計ケースには、316Lや904Lといったステンレスが使用されていますが、Ｕボート･スチールはさらに上を行く100％オーステナイト鋼（AISI規格のXM-19）を使用しています。これは海水耐性・耐腐食性が優れているだけでなく、残留磁気を帯びずに反磁気性があり、また表面硬度が非常に高い素材です。特殊結合方式の回転ベゼルは強い衝撃でも決して外れることはなく、またテギメント加工が施されセラミック以上の1500ビッカースの高硬度を実現しています。1,000mの耐圧・防水テストをクリアしているプロフェッショナルダイバーズウォッチです。セリタ製自動巻きのCal.SW200-1（26石、毎時2万8800振動、パワーリザーブ約38時間）を搭載しています。ケース・サイズは直径44.0mm、厚さ14.7mmです。

左はT1、右はU1です。

ジン・デポ渋谷の店内を暗くして実機をスマホで撮ってみました。

T1はインデックスと短針がブルーに、秒針と長針と回転ベゼル上の三角のポイントがグリーンに発光します。U1はすべてグリーンに発光します。

スーパールミノーバは、屋外では太陽光のもとで瞬時にフルチャージされます。曇りや雨の日は30秒ほどかかります。屋内では蛍光灯（昼白色や昼光色）のもとで、30分ほどでフルチャージされます。ただしオレンジっぽく温かみのある光の色（電球色）では、なかなかチャージされません。暗所での発光時間はおよそ2〜3時間です。映画を1本見終わったら発光していない、文字盤は真っ暗ですね。