【No.013】新作モデル158 予約受付中です!!

みなさん、こんにちは。ジン・デポ 渋谷の小出です。

 

今日は、2月14日(金)から2月17日(月)までドイツ・ミュンヘンで開催されている宝飾&時計の見本市『インフォルゲンタ・ミュンヘン2020』で発表されたモデル158をご紹介します。

モデル158は、1967年に西ドイツ空軍に制式採用されたTYPE 1550 (ジンのモデル名は155)を彷彿させる伝統的なバイコンパックスのクロノグラフです。それではジンの歴史の中で名品と言われるヒストリカルモデル155に関して簡単ですがお話させていただきます。

1967年は、西ドイツ空軍が新たに制式クロノグラフの調達を実施した年です。この時、調達先に選ばれた時計メーカーが2社。ひとつがホイヤー・レオダニス社(現タグ・ホイヤー)、もうひとつがジンだったのです。

軍は両者から調達した制式クロノグラフを共通してタイプ1550と呼んでいました。故障した際は、どちらのモデルもジンが修理を担当しました。時にはダイアルが入れ替わってしまうこともありましが、使用するにあたって不都合なことはなかったといいます。

タイプ1550には「6645-12-146-3774」、「6645-12-146-5081」、「6645-12-148-2298」と3種類のNATO軍の時計管理ナンバーが割り当てられていました。ジンの「155」には「6645-12-146-3774」のナンバーが与えられたのです。

当時より名機との呼び声も高く、ジンの名を広く世に知らしめた「155」は、当時としては大型の直径43mmのケースに手巻きのバルジュー Cal.230を搭載。スモールセコンドと30分積算計を装備、フライバック機能を備えていました。また、操作性と視認性を向上させるべく、黒くて大きな回転ベゼルが搭載されていたのです。

ある時、そんな「155」を目にした記者から、なぜこんなにも大きな時計を作っているのかと問われ、ヘルムート・ジン氏は次のように答えています。
「私は時計を作っているのではない。計測機器を作っているのだ」と。

 


HEUER TYPE 1550

 


SINN TYPE 1550

裏蓋に刻まれた一連なりの数字は、1967年に当時の西ドイツが制式採用するにあたり、クロノグラフに与えられたNATO軍の時計管理ナンバー「6645-12-146-3774」です。この時、蛍光塗料がラジウムからトリチウムに変更されています。文字盤に読める「3H」はトリチウムの意味です。

 

各種証明書

プレートに読めるBWBの文字は2012年まで存在した「ドイツ連邦軍国防技術・調達庁」のイニシャルです。

 

下/1967年にNATOナンバー「6645-12-146-3774」で制式採用されたジンのクロノグラフモデル「155」。上/ジンのモデルと共同納品されたホイヤー社のクロノグラフモデル。共同納品された理由は、ドイツ軍の規定に関係する。すなわち、軍に納品する業者は、ドイツ国内にメンテナンス施設を備えていることが条件だったためです。

 

インフォルゲンタ・ミュンヘン 2020
The traditional bicompax chronograph.

 model 158

世界限定 500本
税別価格 ¥430,000

20203月入荷予定

予約受付中 !!

【ムーブメント】
・SW510(自動巻/27石/28,800振動)
・秒針ストップ機能
・駆動時間48時間
・耐磁性DIN 8309

【機能】
・時・分・秒(スモールセコンド)
・クロノグラフ(30分積算計)
・デイト表示
・時・分針・インデックスは夜光処理

【ケース・ベルト】
・ケース:ステンレススチール(サンドマット仕上げ)
・ベルト:カウレザーストラップ
・風防:強化アクリル
・リューズ:非ねじ込み式
・プッシュボタン:標準
・裏蓋:4本のビス留め式
・両方向回転式パイロットベゼル
・防水性能:10気圧防水(DIN8310)
・負圧耐性

【サイズ・重量】
・ケースサイズ:直径43mm×厚さ15.15mm
・重量:80g(ベルトを除く)
・ベルト幅:20mm

世界限定 500本
2020年3月入荷予定
税別価格 ¥430,000

 

予約受付中です。
是非お問い合わせください。
TEL. 03-6416-0020

皆様のお越しを心よりお待ちしております。

 

写真/Sinn Spezialuhren GmbH、Sinn 世界計測機器(ワールド・ムック1174)より。

2020年2月16日/小出

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